愛犬には、ドッグフードのような総合栄養食を与えなければいけないと考える人もいるでしょう。確かに、愛犬の健康を考えるのであれば、犬種や年齢に合わせたドッグフードを与えていくことが有効です。ただ、肉や魚、穀類、野菜と栄養バランスの取れた組み合わせを心がければ、手作り食で育てていくことも可能です。
手軽に手作り食を作りたい場合は、ミネストローネのような煮込み料理から始めてみると良いでしょう。愛犬用にミネストローネを作る場合に注意をしなければいけないことは、玉ねぎなどネギ類とベーコンのように塩分の多い食材を避けることです。
安心して与えることができる料理にするには、ヘルシーで高たんぱくなささみを中心に作っていくと良いでしょう。人参やトマト、キャベツなど犬でも安心して食べることができる野菜類と一緒に煮込めば、それだけで美味しく食べれる手作り食が完成します。味付けは、特にする必要がありません。
愛犬の分だけを煮込むのは大変と感じる場合は、大目に材料を煮込み、愛犬の分を取り分けた後、人が食べるように味付けをしていく形を取ることも有効です。愛犬用の食事を個別に作ることは手間がかかり、なかなか続かない状態となることもあるものです。そんな人でも、自分自身の食事の一部を犬用に取り分けられるように考えて調理を行えば、無理なく手作り食を与え続けていくことができます。
愛犬に手作り食を与えるメリットは、ドッグフードよりも喜んで食べて貰える可能性が高くなることです。最初は喜んで食べていたドッグフードでも、毎日同じものを与えていると、食いつきが悪くなってしまうことがあります。それに対し、メニューが変わり続ける手作り食であれば、食いつきが悪くなる心配はないでしょう。
勿論、食材に対する好き嫌いがある場合は、思うように食べてくれないこともあります。ただ、ドッグフードとは違い、手作り食は愛犬の反応を確認しながら食材や調理法の調整ができます。そのため、愛犬が本当に喜んで貰える食事を与えていきたい、そんな時も手作り食の活用を考えておいて損がありません。
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