愛犬へのしつけ – こつは一緒にあそんであげること

愛犬をしつけたいと思っていてもなかなかうまくいかない、と感じている方も多いと思います。
愛犬にしつけを入れる際に成功するための秘訣は、一言で言えばいっしょに遊んであげる、ということになります。

愛犬といっしょに遊ぶ、なんていつでもやっていると思われるかもしれませんが、遊びをしつけをするための遊びとするためには、遊びの位置づけ、その考え方にコツがあるのです。
遊びの位置づけ、とは何でしょうか。それは、ただ単に愛犬と遊ぶということではなく、一緒に遊ぶ、ことが愛犬にとってのご褒美としてあげる、ということです。

しつけをするときに、トリーツといってフードやおやつを使う方法が一般的です。例えば、「お手」と言ってお手ができたらおやつを上げるという手法です。
このような方法は簡単なしつけでは有効です。しかし、おやつがほしいとコマンドを入れなくても一生懸命、自分からお手をするような犬を見かけることがあります。

簡単な芸のようなしつけに対して、簡単なご褒美だと賢い犬はすぐに短絡的な行動にでるようになってしまいます。
そこで、お手をして、フセをしたら遊んであげる。待て、と言って一定時間おとなしく待っていられたら、思い切り遊んであげる。このようにするとご褒美にフードやおやつを上げるよりはるかに効果的に高度なしつけを入れることが可能になります。

それは、なぜでしょうか。それは愛犬にとっては、おやつよりも、主人にたっぷり遊んでもらえるということはものすごく大きな喜びだからです。

ですから、愛犬にしつけを入れたかったら、毎日少しでもいいので時間を決めて、しつけをいれてうまくできたらたっぷり遊んであげるということを習慣にしてみましょう。
だんだん、いろいろなことができるようになったら週に1,2度でもいいので1時間程度時間をとって広場や公園などで、もちろんリード付きでいいので、すこし高度なしつけをさせてから、思い切り走らせてあげたり、ロープやぬいぐるみなどで引っ張り子などをしてみてください。
愛犬のあなたへの愛情と服従心とはますます強くなり、あなたのしつけを受け入れるようになることでしょう。