我が家の愛犬トイプードル11歳メスが子宮蓄膿症になったエピソードについてご紹介します。
今までに3匹のメス犬を飼ったことがありましたが、いずれの犬も避妊手術はしたことがありませんでした。
今回犬を飼い始めた時にも避妊手術について迷いました。繁殖犬としての目的がなければ、子宮に関する病気予防のために避妊手術をしたほうがいいと話しもありますが、やはり不要にメスを入れたくなくて避妊手術はしていませんでした。
ある日、吐いたので、最初は気にせずにいました。犬は時々吐くことはあります。散歩にも出かけ次の日は大丈夫だったからです。近所で除草剤がまかれたけど、散歩の時は気をつけていたので大丈夫だろうと様子を見ていました。
次の日は、ペロリとして食べたそうなんだけど食べなくて手のひらに乗せると食べてくれました。しかし吐いてしまったのです。その後床に赤い点々と出血をした跡がありました。もうすでに生理は終わっているはずなのでおかしい。その後、全く食べなくなりお医者さんに連れて行きました。
まず、体温測定をすると40度になっていました。次におなかをエコーで確認です。子宮に膿がたまる子宮蓄膿症と診断されました。子宮蓄膿症には、膿が子宮の出口から出ていくタイプと子宮の中に膿がどんどんたまって子宮が破れて漏れだすタイプの2種類があるそうです。うちの場合は後者のタイプでした。すでに腹膜炎を起こしているので、このまま放置すると、おなかの菌が体の中に広がり肺血症をおこしてしまうとのことでした。この時は肺血症が死と私の頭には知識がなかったです。外国では膿をだす薬があるけど日本にはないとの事でした。
助かる手段は、すぐに手術をしなければいけない状況とのことでした。血液検査の結果は、脱水を起こしているので点滴をして脱水症状を抑える。血液の状態が良くなれば夜にでも手術をしたいとの事でした。幸い点滴で手術ができる状態となったので、手術も成功し、その後の容態も安定したので5日後には退院できました。その後は抜糸をして元気に回復しました。
半年ほど前から水の減り方が早い?よく飲むなあと感じていたのですが、水をよく飲むのは子宮蓄膿症の前兆だったようです。診察が終わって入院になった犬は診察台で別れる時は、元気に尻尾を振ってくれました。本当に犬はギリギリまで元気に頑張るのでパタと倒れることも多いです。もっと早く気づいてあげることが出来たら、少しらくだったかもしれないです。